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2009年11月 1日 (日)

感動は、どうして生まれるのか?

わたしが、以前作った鎌倉のアパート。

おかげさまで、ずっと満室状況を続けています。
あまり入れ替わりも無く、新しく入居があった時には、少しづつではありますが、家賃を上げていっています。

このアパートを設計していた時、建築家の先生に、何度もお願いしたことがあります。

それは、100のサプライズを作って下さい、ということ。
建物に暮らす人が、驚きをもつ物件!

まず、建物を見た瞬間の驚き!

中庭の木々、床に埋め込まれたタイルや貝殻・・・。

カラフルなドア。

ドアを開けると、天井高4mの空間。
テラコッタやイタリアンタイルの床。

窓には、緑が広がっている。

そんな空間の驚きとともに、毎日、差し込む光や風の音、静けさ。

一年を通して聞こえる、鳥の声、虫の音。
色とりどりの花。

秋の落葉。

夜のライトアップされた建物や木々。

住空間に何を望むかは、人それぞれ。

わたしの欲しい、四季を感じながら生活するという感覚は、違和感のある人も多いのかもしれない。

でも、入居者の方達からは、とても喜ばれているらしい。

客付け業者も、この物件に空きがないかの問い合わせをよくしてくるらしい。
みせると決まる物件ということで、人気があるもよう。

驚きが感動になるには、よほどのインパクトか、継続性を必要としていると思う。

わたしは、この建物は、古くなっても、きっとみんなに愛されると思っている。
何故かというと、建物が古くなるに従い、外搆の緑が豊かになるという設計をしている。

緑が深くなり、そこに、古くてかっこいい建物がある、って言うイメージを、土地を見た時から描いていた。

いま、入居付けに苦労していらっしゃる方、家賃下落に苦しんでいらっしゃる方、これだ、という解決法は無いかもしれないけど、まずは、入居者の立場に立って。

ありきたりの設備をいれるとかだけではなく、どれだけのサプライズを用意できるか・・・。

わたしも、鎌倉のアパートでも、できないことばかりだったけど、そんな気持ちで、物件を見ていけたらいいなぁっていつも思っている。

考えるなら、とことん、考えたい。
自分らしさが、差別化になる位に。

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