感動は、どうして生まれるのか?
わたしが、以前作った鎌倉のアパート。
おかげさまで、ずっと満室状況を続けています。
あまり入れ替わりも無く、新しく入居があった時には、少しづつではありますが、家賃を上げていっています。
このアパートを設計していた時、建築家の先生に、何度もお願いしたことがあります。
それは、100のサプライズを作って下さい、ということ。
建物に暮らす人が、驚きをもつ物件!
まず、建物を見た瞬間の驚き!
中庭の木々、床に埋め込まれたタイルや貝殻・・・。
カラフルなドア。
ドアを開けると、天井高4mの空間。
テラコッタやイタリアンタイルの床。
窓には、緑が広がっている。
そんな空間の驚きとともに、毎日、差し込む光や風の音、静けさ。
一年を通して聞こえる、鳥の声、虫の音。
色とりどりの花。
秋の落葉。
夜のライトアップされた建物や木々。
住空間に何を望むかは、人それぞれ。
わたしの欲しい、四季を感じながら生活するという感覚は、違和感のある人も多いのかもしれない。
でも、入居者の方達からは、とても喜ばれているらしい。
客付け業者も、この物件に空きがないかの問い合わせをよくしてくるらしい。
みせると決まる物件ということで、人気があるもよう。
驚きが感動になるには、よほどのインパクトか、継続性を必要としていると思う。
わたしは、この建物は、古くなっても、きっとみんなに愛されると思っている。
何故かというと、建物が古くなるに従い、外搆の緑が豊かになるという設計をしている。
緑が深くなり、そこに、古くてかっこいい建物がある、って言うイメージを、土地を見た時から描いていた。
いま、入居付けに苦労していらっしゃる方、家賃下落に苦しんでいらっしゃる方、これだ、という解決法は無いかもしれないけど、まずは、入居者の立場に立って。
ありきたりの設備をいれるとかだけではなく、どれだけのサプライズを用意できるか・・・。
わたしも、鎌倉のアパートでも、できないことばかりだったけど、そんな気持ちで、物件を見ていけたらいいなぁっていつも思っている。
考えるなら、とことん、考えたい。
自分らしさが、差別化になる位に。
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